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子どもによい絵本を、よい読書環境をと願うおとなは多くいます。
でもね、絵本って、子どもだけのものじゃないんですよね。
おとなだっていろんなことを学ばせてもらえ、勇気づけてもらえる。
※大阪市の図書館や当センターで見ることができます。
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◆おすすめ絵本一覧(絵本いろいろの会 加藤啓子さんと当センターの選による) それぞれをクリックすると絵本の説明がご覧になれます |
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ぶたたぬききつねねこ
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・馬場のぼる ・こぐま社 ・税込価格/1,050円
馬場のぼるさんの 「 ぶたたぬききつねねこ 」 が出版されたのは1978年。ことばのしりとりだけでなく 絵を読めば まめをめんどりさんから買ったりすさんがすべりだいをして と、おはなしが存分にもり込まれている楽しい絵本です。 (いろいろVol.36に掲載)
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学校ってええもんやで
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不耳社 写真/武田光司 税込価格/3,800円
今回紹介する2冊は、どちらも写真集。写真の中の人々の表情や背景を読む楽しさは 絵本の絵を読むことと よく似ています。『 学校って ええもんやでぇ 』 この大型写真集の表紙には びっくり。子どもたちに大きくかぶさったタイトル。その隙間からみえる笑顔 笑顔。ネパール、タイ、カンボジア、タンザニア、モロッコ。13の国、29の学校での集合写真が延々と続きます。写真家の武田光司さんが、その子たちとの出会い、写真を写すまでのやりとりが やや・・・いえ 相当乱暴な感じで紹介されているだけで 本文中の言葉は一切ありません。10人足らずの小さな学校から数百人の学校。決して恵まれてはいないその環境もかい間見れるのですが、そんなことを問題にしているのではない。学校教育をウンヌンするのでもない。 『 学校って ええもんやでぇ 』 の力強いメッセージに 「 ほんまやね 」 「 ええねぇ 」 と納得させられます。 (いろいろVol.35に掲載)
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昆虫記
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著/今森光彦 福音館書店 税込価格3,360円(本体3,200円)
『 昆虫記 』 が出版されたのは、今から20年程前のことです。虫たちの正面顔や、うんちの写真がずらり。赤、黄、緑色の卵は、大きいの小さいの、ほそ長いのと47種類。イラガのまゆは20種類。模様がとてもきれいです。もちろん羽化や脱皮、巣づくり、産卵、補食の連続写真もあるわ、あるわ。あれやこれやの1700枚の写真にびっくり。その写真のすきま部分に書き込まれた今森光彦さんの 「 ねぇ、これ、見てごらんよ・・・ 」 という風な、気負いのないコメントに 「 へぇ〜 」 「 そういうことかあー 」 「 なるほどねぇー 」 とおどろくことがいっぱいでした。 (いろいろVol.28に掲載)
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地球動物記
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写真・文/岩合光昭 福音館書店 税込価格4,935円(本体4,700円)
『 植物記 』 『 食べもの記 』 『 鉄道記 』と、この形態のものが次々と出版され、今年できたのが『 地球動物記 』私たち人間と一緒に、今、この地球に住んでいる動物たち250種類ほどの姿を、こんどは岩合光昭さんがワイドな画面も使って紹介してくださっています。(いろいろVol.28に掲載)
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実物大恐竜図鑑
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著/デヴィット・ベルゲン 日本語版監修/真鍋 真 訳/藤田 千枝 小峰書店 税込価格1,890円(本体1,800円)
いくら大きな絵本といえども、恐竜が本の中に入るわけがない・・・?いえ 『 実物大恐竜図鑑 』 には、確かに恐竜が入っています。すこし離して、本を高く持ち上げてみてください。目や口、爪の一部しか描いていないからこそ、その大きさが想像でき、想像できることがおもしろくて、うれしくて、こどももおとなも喚声をあげます。(いろいろVol.28に掲載)
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おばけのもり
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文/石津 ちひろ 絵/長谷川義史 小学館 1,400円(本体価格)
たべるとこんなににやさしいきもち 『 おばけのもり 』 を一緒に読んでいた小学生が 「 おれ詩つくんの嫌いやけど、こんなんやったら、つくってもええわ 」 と、やる気をおこした絵本。全ページに、たこやきとてんぐおじさんがいて、それを探すのに子どもたちは真剣。そして、おめめ丼やひのたま丼にびっくり。 (いろいろVol.24に掲載)
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トトトのトナカイさん
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作・絵/長谷川義史 ブロンズ新社 1,200円(本体価格)
『 トトトのトナカイさん 』 は、 「 ふゆのあのひ いがいは、たいくつ 」 だそうです。この言葉が理解できるくらいの子どもたちに読むと、大よろこび。ただのしりとり絵本なのに、みんなで、声をあわせるのがうれしい・・・。長谷川さんの絵本は、いつも、さりげなく、奥深く。説教でなく、笑いながら、いろんなことを教えてくれます。 『 おじいちゃんのおじいちゃんの、おじいちゃんのおじいちゃん 』 (BL出版)も、ぜひ読んでください。 (いろいろVol.24に掲載)
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ねえ、どれがいい?
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作/ジョン・バーニンガム 訳/まつかわ まゆみ 評論社 1,365円(税込価格)
「 もしもだよ、きみんちののまわりがかわるとしたら、大水と、大雪と、ジャングルと、ねえ、どれがいい? 」 「 ジャムだらけになるのと、水をかけられるのと、ドロンコになるのとは? 」 「 どれなら食べられる?クモのシチュー、かたつむりのおだんご、虫のおかゆ、へびのジュース。 」 問いかけは、どんどんエスカレート。あれかこれか迷う楽しさ。どれを選んでも間違いなんてありません。でも、どれかに決めないと次へ進めない・・・。子どもたちはもちろん、学生やおとなたちも、ああだこうだと、盛り上がり、いい時間を共有できる絵本です。 (いろいろVol.17に掲載)
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ゆうたはともだち
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作・絵/きたやま ようこ あかね書房 714円(税込価格)
「 おれ いぬ 」 「 おまえ にんげん 」 で始まる 『 ゆうたはともだち 』 「 おまえ わらう おれ しっぽふる 」 「 おまえ たたく、おれ かむ 」 犬のじんぺいと人間ゆうたの共通点は・・・ないみたい。でも最後に 「 おれとおまえ ぜんぜんちがう。だけど すき。だから ともだち 」 なんと、ここち良い関係! 中でもうひとつ 「 おまえ なんでもすぐにきく。おれじぶんで かんがえる 」 と、じんぺい。・・・・そう、子育てのことも、絵本選びも、誰かに尋ねるばかりでなく、自分で考えてもいいんだ・・・。絵本って、子どもに読んであげていながら、実は、おとなが励まされていること、結構あるんですよね。 (いろいろVol.17に掲載)
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きゃあああああああクモだ!
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作/リディア・モンクス 訳/まつかわまゆみ 評論社(1,600円・本体価格)
一匹のクモが、ある家族のペットになりたいと申し出る。でも、家族の反応は 「 きゃあああああ 」 の悲鳴。そりゃそうだ。相手はクモだもの。くもはいくつかの自己アピールをするけれど、やっぱり 「 きゃあああああ 」 うちひしがれたくもは、夜の庭にでて巣をはりめぐらせる。キラキラ絵本に興味がなかった私だけど、これは笑った。くもは、ペットとして受け入れられ、満ち足りた日々を過ごす。ところが調子に乗ったくもは、友だちはを呼び集め、再び家族から 「 きゃあああああ 」 そりゃそうだ。過ぎたるは及ばざるがごとし。やっぱり限界ってあるよね。 (いろいろVol.16に掲載)
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でんしゃがくるよ!
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作/シャーロット・ヴォーク 訳/竹下文子 偕成社(1,400円・本体価格)
叫べる絵本 『 でんしゃがくるよ! 』 土曜日、いつも自転車に乗って、お父さんとぼくとお姉ちゃんは電車をみにいく。路線をまたいでいる、細い橋の上へ。電車がぐんぐん近づいて、足の下をくぐりぬける。その時髪の毛は風でまい上がり、橋はびりびり震え、お姉ちゃんは、こわくて 「 きゃー 」 と叫び、ぼくは気持ちよくて 「 きゃー 」 と叫ぶ。絵本の読み手と聞き手が一緒に叫べるここち良さ。遠慮なんかせず、はずかしがらず、思い切り叫ぼう。きゃああああー。私たちのまわりには、どきどき、わくわくできることがいっぱい。お金なんか、かけなくてもね。そんなことを気づかせてくれる絵本です。 (いろいろVol.16に掲載)
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がちゃがちゃ どん
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作/元永定正 福音館書店(743円・本体価格)
かーん かーん。ちん ちん。どさん。ぽんぽん。ざあー。ごー。とん、ちん、かん。ぴーいっ。ぷすん。ぷ。誰かに読んでもらうのはいいけど、なかなか人前で読めない 『 がちゃがちゃどん 』 でも一度読みだしたら病み付きに。何歳向きなんて気にしない。同じページをくり返し読んで、2回も3回も続けざまに読んだら大合唱に。音と絵を楽しむこの絵本に能書きや効能など、しち面倒くさいことは言わないこと。おもしろいって素敵なことなんだから。 (いろいろVol.15に掲載)
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じてんしゃ きこきこ
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文/内田麟太郎 絵/大橋重信 ビリケン出版(1,600円・本体価格)
タコさんとムカデさんは、自転車をきこきこしているぽんちゃんのことが、気になってしようがありません。 「 タコさん、なにみてるの 」 と尋ねられても 「 なーんにも 」 「 なにも みとらんよ 」 。ぽんちゃんは、また、きこきこ。 「 おかしいなあ。またあったよ 」 「 ぐうぜんだろ 」 「 たまたまさ 」 。2人は、ぽんちゃんの後ろをついてまわって観察し、ねじりはちまきで研究し、作りあげたのが自分用の自転車。そして3人一緒に、きこきこ、きこきこ。この絵本を読むと、小学生も大学生も笑いころげ、とろけそうな表情をしてみせてくれます。きこきこするだけのここちよさ。こんな生き方もいいな・・・。ちょっとだけ見習ってみようかな。などと思っているのかも知れません。確かめてはいませんけどね。 (いろいろVol.15に掲載)
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どこ どこ どこ
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作/長谷川義史 ひかりのくに(1,200円・税別)
「 まいごの子ども。ひげをそってるおじさん。りんごあめたべてるこ。えび。リモコン。どこどこどこ? 」 えさがしえほん “いってきまーす” に入り込んだら、当分帰ってこれません。びっしりと描かれた、あれやこれ。 「 さがしてね 」 と言われて、やっとこさっとこ探し出し、最後のページにたどりついたら 「 まだ、さがしたい? 」 と追い打ちかけられ、また最初から・・・・。あっ、こんなとこにあのおっちゃんが、うわあっまたあの親子が、あのじいちゃんも・・・・なにやかやが次々みつかってひょっとしたら、これも、これもと、どんどん深みにはまってしまうのです。子どももおとなも、というより、おとなを狂わす恐怖のどこどこ絵本。ま、一度手にしてみてください。 (いろいろVol.14に掲載)
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ぼくの見た戦争
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作/高橋邦典 ポプラ社(1,300円・税別)
もう一冊、手にしてほしい写真絵本。2003年イラクの現状。若者に背負われた母親らしき女性のみつめているもの・・・。その背後を走る戦車の爆音と地響き。戦死した兵士に手を添えて泣く若者の声。着の身着のままで避難する人々、その場でなおも生きようとしている人々の息遣いを、私たちはどれほど受け止められるのでしょうか。 「 子どもたちに見せられないことを、おとなたちがやっている 」 「 戦争をやっているのは、おとなたちです 」 とは、この絵本に添えられている言葉です。今回紹介した絵本は、どちらも最新刊です。 (いろいろVol.14に掲載)
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あいうえおの本
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作/安野光雅 福音館書店(1,550円・税別)
「 あ 」 から 「 ん 」 まで木目のさまざまな組木で文字を表現している。 『 あいうえおの本 』 たとえば 「 さ 」 は桜の木。その横でさるがさんりんしゃでさかだちしている絵。その文字と絵の周りは 「 さ 」 のつくもの、道具、虫、動物、草花などの美しい線画。 『 旅の絵本 』 の作者でもある安野さん特有のひねりやだまし絵もこれまたいっぱい。 「 む 」 の文字にはむすび目やむし喰いもあり 「 け 」 の一部はけずれていて 「 へ 」 の断面は 「 へ 」 とにかく 「 へえ〜、 」 の連続。しみじみながめ入ることのできる、しみじみ美しい絵本です。実はこの絵本、昭和51年に出版され、今も版を重ねているロングセラー。 (いろいろVol.13に掲載)
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はせがわくんきらいや
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作/長谷川集平 ブッキング(1,600円・税別)
『 はせがわくんきらいや 』 も同じ年(昭和51年)に出されたのですが、こちらは出版社の倒産などで絶版を繰り返しながら、今回が確か3回目の復刊。体の弱いはせがわくんに向かって、クラスメートである 「 ぼく 」 は、はっきりと 「 しんどうてかなわん 」 「 大だいだいだあいきらい 」 と言い放ちます。文章だけを読むととても残酷。でも絵を読むと彼等は、はせがわくんとフツーに遊び、手助けが必要なときには気を抜いていません。そのけなげな姿・・。この絵本に限らないことですが絵本の文章は、目だけで読まず声に出して、そして、絵をじっくり読んでください。彼等の本音と本気がみえてくるはずです。 (いろいろVol.13に掲載)
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戦争で死んだ兵士のこと
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作/小泉吉宏 メディアファクトリー(880円・税別)
「 今はのどかな森の中の湖のほとり 」 で始まる黒ペン一色のこの地味な絵本。ページをめくると 「 ひとりの兵士が死んでいる 」 1時間前、彼は生きていました。そして、5日前、10日前、2年前、10歳の時、3歳の時・・・と話は逆のぼり 「 24年前のきょう、この世に生を受けた 」 とあります。母親にこの絵本を読んでもらった5年生の男の子は、 「 週末に友だちとヨットに乗る約束をしていたところが一番こたえた 」 といい、2年生の女の子は 「 うちのパパは戦争に行かないよね 」 と訪ねてきたということです。私がこの絵本を読むと何人もの学生は静かに涙を流し、何人かの母親は声をあげて泣きました。ある高校生は読み終わるや否や、 「 おばちゃん、それなんぼ?(価格のこと) 」 と聞いてきました。彼はこの絵本をすぐに求め、友人に手渡したいと思ったのです。 (いろいろVol.12に掲載)
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のにっき−野日記−
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作/近藤薫美子 アリス館(1,500円・税別)
『 のにっき 』 は、いたちの亡骸が草はらに横たわっている場面から始まります。文章はなく全画面の右上に日付けが添えてあるだけ。死んだいたちは、鳥や虫、他の動物の食糧となり、やがて形をなくします。しかし、その野にはまたたくさんの生命が育まれています。死ということを言葉だけで解説したり納得させたりしようとしない上の絵本とこの絵本を、もっとたくさんの人たちに読んでもらいたいと思うこの頃です。 (いろいろVol.12に掲載)
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うえへまいりまあす
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作/長谷川義史 PHP(1,100円・税別)
ぼくとおとうさん、おかあさんがそろってデパートでお買い物。 「 チ?ン」 。 エレベーターが鳴って 『 うえへまいりまあす 』 。おかあさんは水着を買って、おとうさんはパンツ…。なんでだろうなんて、この際考えず、じっくり絵をみてください。いろいろな人がいろいろに買い物を楽しんでいます。仲よし老夫婦はいつも一緒。なにわのおばちゃんは、バギーに子どもを乗せて興味津々デパートめぐり。売り場の工夫もおみごと。地獄の物産展ではうそつきの舌の展示や、そうべいの綱渡りがあったり、地獄の釜飯を販売していたり…。先日、本屋でこの絵本に見入っている子どもに、おかあさんがひとこと 「 もっと字のようけあんのにしとき 」 あーあ、もったいない。年齢問わず、これほどおもしろがられる絵本はめったにないのに…。 表紙の裏にある見返しページまで楽しさ満載。絵本とは文章だけでなく、絵を読んでこそ絵本です。そのことをお忘れなく。 (いろいろVol.11に掲載)
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あと10ぷんでねるじかん
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作・絵/ペギー・ラスマン 訳/ひがしはるみ 徳間書店(1,800円・税別)
ぼくの家へ10分旅行にやってきたハムスターの家族は12匹。 『 あと10ぷんでねるじかん 』 「 あと9分 」 「 あと8分 」 と、せかされながらも後からきたハムスターたちと一緒に大騒ぎ。おまけに10匹の子どもたちの個性豊かなこと。いるいる、こんな子…。 表紙の裏にある見返しページまで楽しさ満載。絵本とは文章だけでなく、絵を読んでこそ絵本です。そのことをお忘れなく。 (いろいろVol.11に掲載)
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おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん
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長谷川 義史 BL版局(1,400円・税別)
絵本を楽しむコツは、絵を細かくていねいに読むこと。そうすると文章に表されていないドラマをいっぱいみつけることができます。この絵本は、5歳のぼくが 「 おじいちゃんのおとうさんは、どんなひと? 」 に始まって 「 ひいひいひいひいおじいちゃんは、どんなひと? 」 と、どんどんさかのぼっていく物語です。どこまでって?見開きスペース全部にひいひいひいの文字が埋まる時代。つまりおさるさんまでいくのですが、各時代の生活背景が実に細かく描かれていて、ふうーん。へえーの連続です。おまけに裏表紙には、ご先祖さまが勢ぞろい。表紙カバーの折り返しには、今のぼくにつながる摩訶不思議な生命が描かれているという凝り方。でも、本文のことばはいたってシンプルです。 (いろいろVol.10に掲載)
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いわしくん
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菅原たくや 文化出版局(1,325円)
いのちつながりで紹介したい一冊が 『 いわしくん 』 。日本の海で生まれたいわしくんは、つかまって、売られて、焼かれて、食べられてしまいます。でも、いわしくんは人の体の一部になって泳ぐのです。とても幸せそうに。この絵本を高校生に読み終えたとき 「 おおーっ! 」 「 いわしくん! 」 という歓声と共に拍手が湧きおこりました。生命のことをとやかく言葉で説明していないからこそ、彼等はこの絵本を受け入れてくれたんだと思います。もちろん幼い子にもおすすめ。けど、解説はしないこと。わかる時にわかることこそ大切なんですから。 (いろいろVol.10に掲載)
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どうして?
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ぶん:リンジー・キャンプ え:トニー・ロス やく:こやまなおこ 徳間書店(1,500円・税別)
『 どうして? 』 と、子どもはすぐに聞きたがりますよね。「 それはね・・ 」 と、ていねいに答えてあげたいのはやまやまですが、おとなだって忙しかったり、疲れていたり、いろんな理由があって応じられないことがあります。リリーのお父さんも度重なる 「 どうして? 」 に答えきれなくなるのですが、リリーは 「 どうして? 」 と繰り返します。ある日ザーグ星人がやってきて 「 大王さまの命令だから地球を滅ぼす 」 と、いいだしました。リリーは、また 「 どうして? 」 。結局ザーク星人たちは、 「 そういえば、他の星を征服してもいいことなんかなかったな 」 と帰ってしまいました。おかげで地球は助かったのです。 (いろいろVol.9に掲載)
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Papa!パパーッ!
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さく・え:フィリップ・コランタン やく:薫くみこ ポプラ社(1,200円・税別)
今、まさに眠ろうとしているぼくの隣にかいじゅうがいる。ぼくは 「 パパーッ! 」 と、さけびます。パパは悪い夢をみたのさといい、ママは心配しないでと、眠れるおまじないをとなえます。でも、やっぱりかいじゅうがいる。 「 パパーッ! 」 男の子はまたさけびます・・・ 今、私たちのまわりには、上記の絵本のように 「 どうして? 」 と素直に物事を尋ねたり、この絵本のようにさけばなくてはならないことがいっぱい・・・。いえ各々がどうしてなのか考えなくてはならないんですよね。 (いろいろVol.9に掲載)
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ぷくちゃんの すてきなぱんつ
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さく:ひろかわ さえこ アリス館(880円・税別)
トレーニング真最中のぷくちゃんは、いつもあとすこし、というときに、じょじょじょ〜ん!普通の母親なら 「 もーう。いいかげんにしてよ 」 と怒鳴りたくなるところ。でも、ぷくちゃんのおかあさんは 「 だいじょうぶ。だいじょうぶ。ほら、おかわりぱんつ 」 と笑顔でパンツをさしだします。このおかあさんは、ぷくちゃんがほんのすこしずつですが、ひとりでおしっこができるようになっていることを知っているのです。 (いろいろVol.8に掲載)
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ピーターの くちぶえ
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さく:エズラ=ジャック=キーツ やく:きじま はじめ 偕成社(1,200円・税別)
幼いピーターは、口笛がふきたくて一生懸命練習をします。けど、なかなかできません。その姿をおかあさんにみつけられると、ピーターは照れてお父さんの真似をします。おかあさんは 「 なにしてんの?なんのつもり? 」 などと問いつめたりしません。上記の紹介絵本(ぷくちゃんのすてきなぱんつ)に登場するおかあさんとこのおかあさんは、あわても、いらいらもせず、子どもたちのちいさな仕草を見逃さず、できるようになったことを心から喜んでいます。 「 そんなものわかりのええ母親に、私、なられへん・・・ 」 などと決めてしまわないこと。だいじょうぶ。だいじょうぶ。毎日は無理でも週1回くらいならできるでしょ。 (いろいろVol.8に掲載)
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カニ ツンツン
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文:金関寿夫 絵:元永定正 福音館書店(800円・税別)
どこかで聞いた、呪文のようなことば。カニ ツンツン。ビィ ツンツン。チャララ。それが風の音だったり、鳥のさえずりだったり。でも、この絵本でそんな意味を確かめなくてもかまいません。どんどんページをめくっていってください。不思議な絵が次々と現れます。いったい何なの?これは?などと深く考えず、シング パパゲノ。シング パパゲナ。パパパパパ。読み方はあなたの思うまま。しっかりと声にだして、さけんだりささやいたり、いろいろためすとおもしろいですよ。 (いろいろVol.7に掲載)
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おやすみ ゴリラくん
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作:ペギー・ラスマン 訳:いとう ひろし 徳間書店(1,200円・税別)
そうっと読む絵本。だって表紙でゴリラくんが 「 シーッ 」 と合図をしてるでしょ。この絵本には、ほとんど文章がありません。動物園に夜がきても、まだ眠りたくない動物たち。だけど遊ぶわけにはいかないし、飼育係のおじさんをこまらせたくない。それにちょっとさみしい。動物たちは、だまっておじさんの後についていき、また、おばさんと一緒にだまって帰っていきます。「 なにしてんの 」 「 はよ、ねえや 」 「 ぐずぐず せんといて 」 そんなことばがありません。だって、夜中です。今から眠るんです。静かなことが、うれしくなる絵本です。 (いろいろVol.7に掲載)
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だめよ、デイビッド!
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作:デイビット・シャノン 訳:小川仁央 講談社(1,300円・税別)
新しい絵本 『 だめよ、デイビッド! 』 は、いつもママに 「 やめなさい 」 「 しずかに 」 「 ふざけないの 」 と、怒鳴られっぱなし。このいたずらっ子はあげくの果てに花びんを割ってしまいます。でもこのママはデイビッドがわざとしたのではないことを知っています。だから 「 こっちにおいで 」 と、呼びよせ、不安気に両手を開けるデイビッドをギュッと抱きしめてしまいます。みなさんも、部屋の隅で、涙目になって反省しているデイビッドを見落とさないでうださいね。 子育ての大切なことは、子どもの内面を読みとること。これは絵本の絵を読むことと同じです。 (いろいろVol.6に掲載)
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いたずらきかんしゃちゅうちゅう
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文・絵:バージニア・リ−・バートン 訳:むらおか はなこ 福音館書店(1,100円・税別)
60年も前に出版された 『 いたずらきかんしゃちゅうちゅう 』 を読んでと、子どもにさし出されたら、どきっとします。だってていねいに読めば20分はかかるし、絵は黒コンテ一色でとても地味。なのになぜ2〜3歳の子が、この絵本に夢中になれるのか・・・。彼らは、文字が読めない分、絵を読んでいるのです。ページをつなぎあわせるように、スリリングにダイナミックに動きまわるちゅうちゅうは、まさに子どもたちのしたいことと同じ。 (いろいろVol.6に掲載)
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おっぱい
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みやにしたつや さく・え すずき出版(1,000円・税別)
「 おっぱい 」 で始まる絵本。このひとことで、たいていの子どもは集中。誰のおっぱいだろうと貢をめくると、これが 「 ぞうのおっぱい 」 次は、ねずみさん、ぶたさん、ごりらさん。お母さんたちは、おっぱいをのませながら 「 おおきく 」 「 やさしく 」 「 つよく 」 「 げんきなこになあれ 」 と、いっています。これって子育ての基本。こういうことばを声にして繰り返すと・・・・お母さんはやさしくなれる。子どもたちはうれしくなる。子どもが成長しても、中学生になっていても読んでみてください。はじめしーんとしていて、しばらくすると笑いあっていますよ。ちょっと照れながらね。 (いろいろVol.5に掲載)
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もこ もこもこ
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たにがわしゅんたろう さく 文研出版(1,243円・税別)
「 しーん 」 で始まり、次の貢は 「 もこ 」 そして 「 もこもこ 」 この絵本を手にして、とまどうおとながいます。文を目でさらりと読み、絵をちらりと見るだけでは分からないだろうな・・。でも、絵をじっくり読むと、これがおもしろい。止まっている絵を自分の速度で動かし、聞こえないはずの音楽を自由にひびかせていいのですから。8ヶ月の子といっしょにこの絵本を読みました。彼は真剣。半開きになった口からヨダレがトローリ。そして最後の 「 もこ 」 の場面で声をたてて笑いました。 (いろいろVol.5に掲載)
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どうぶつえんガイド
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あべ 弘士 福音館書店(1,600円・税別)
『 どうぶつえんガイド 』 の作者は飼育係として長年、動物たちとつきあってこられた方。
プロの目を通して紹介されるゴリラやぞう、へびの姿に、これ、またなるほど……。
動物園へ行く前に読んでおくと、すてきなガイドができ、子どもたちがよろこぶこと間違いなしです。ぜひおためしあれ。 (いろいろVol.4に掲載)
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まえむき、よこむき、うしろむき
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鈴木 まもる 金の星社(1,200円・税別)
この絵本には、どのページにも、その 『 まえむき、よこむき、うしろむき 』 の姿が描かれています。まず、ねこさん。動物いろいろ。飛んでる鳥さん。なるほどとながめていくうちに、魚もいろいろ……あれ?ひらめはどの位置からみてもぺったんこ。そういえば私たちは普通、魚は横向き、ひらめは上からしかみていない。虫もみみずも、家の中にあるものをいろんな角度からみてみると、なるほど。こんなふうに見えるのだ。……そういえば子どもの気持ちだって、前から横から後ろからながめてみれば、 「 ああ、そういうことか 」「 そんな風に思っていたんだ 」 と受けとめられることっていっぱい。絵本のなかにはこうした子育てのヒントが結構あるんですよね。 (いろいろVol.4に掲載)
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たねいっぱいわらったね
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近藤 薫美子 アリス館(1,500円・税別)
『 たね いっぱい わらったね 』 は、昆虫、草花、たねのようすがぎっしりと、ちょっとグロテスクに描かれています。でも、みんなとびきり元気。 「 はじけたね、うまれたね、愛されたね 」 リズミカルな言葉を声にだすと、これがいいんだね。楽しいんだね。やみつきになるんだね。まあ、一度ためしてみるんだね。 (いろいろVol.3に掲載)
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あかいふうせん
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イエラ・マリ ほるぶ出版(960円・税込)
「 この絵本は、前に読んだことがあるから、他(ほか)のんにしとき 」 本屋さんや図書館でよく耳にする言葉です。子どもにすこしでもたくさんの絵本を読ませたい。という親心なのでしょうが、“くり返し読む” “見方や距離を変えて読む” という楽しみ方をもっとおとなも知らなくては “損” です。 文字なしの絵本 『 あかいふうせん 』 は、真っ白な画面に細いペン画とちいさなあかいふうせんだけ。それがすこしずつ変化して、りんごになり、ちょうになり、花になり・・・ 「 あれ、あれあれ 」 とページをめくっていただけの子どもが年を重ねて回数を重ねていくうちに、言葉を添え物語を作ったりしてしまいます。もちろん静かなまま読んでいてもかまいません。 小さな虫たち、野の花に気づき、その名前が言えたら、もうそれだけでうれしいのです。 (いろいろVol.3に掲載)
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おこりんぼママ
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作:ユッタ・バウア 訳:小森香折 小学館(1,250円・税別)
ペンギンママがある日、突然ぼくを怒鳴りつけました。訳もわからないまま、ものすごい勢いで‥‥‥。ぼくのからだはバラバラ。頭は宇宙に、おなかは海に、くちばしは山のてっぺんに。足だけになったぼくは、ちらばったからだを探しに出かけ、砂漠に迷い込みます。そこへママ。ママは僕のからだをひろいあつめ、しっかり縫いあわせ‥‥。それからひとこと 「 ごめんね 」 。ママに抱かれて、僕もひとこと 「 やっぱりママがいちばんさ 」。この絵本をお母さん方に開き読みすると、まず爆笑。 「 うちと一緒やー 」 それからしんみりとして、やがて泣き出す方も。子育てってたいへんなんですよね。怒ったらあかん、と分かっていてもつい怒鳴ってしまう。そやけど 「 ごめん 」 て言えたら子どもは許してくれる。ここでほっとして‥‥涙なのです。 (いろいろVol.2に掲載)
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いろいろいろんな日
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作:ドクター・スース
絵:スティーブ・ジョンソン&ルー・ファンチャー
訳:石井睦美 BL出版(1,500円・税別)
『 いろいろいろんな日 』 を開いてみてください。いろんな日があって、いろんな気分の日がある。それは、おとなも子どもも一緒。 「 きょう、うちの子はむらさきいろなのかな。わたしは…みどりみたい 」 。けど明日はオレンジ色かもしれない。そう。いろいろあるから、おもしろいんだ。 「 明日を楽しみにしよう 」 、この絵本は私たちをそんな気にさせてくれるんです。 (いろいろVol.1に掲載)
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ぼちぼちいこか
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作:マイク・セイラー 絵:ロバート・グロスマン
訳:今江祥智 偕成社(1,200円・税別)
ご近所づきあいや子育てに疲れた人におすすめしたい 『 ぼちぼちいこか 』 。何をしてもうまくゆかないかばさんが最後にひとこと。 「 ま、ぼちぼちいこかということや 」 。でもね、このかばさん、目をしっかり見開いて、耳をぴんと立てています。ふてくされたりしていないんですよね。そこのところと表紙の笑顔は、見落とさないでくださいね。 (いろいろVol.1に掲載)
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