| −−桂米朝さんの息子さんということで子ども時代はどんな環境でしたか?
僕は長男なのにいつも家には内弟子さん、つまり血縁ではないお兄ちゃんたちがいたんですね。内弟子さんに面倒を見てもらうことが多かったんです。父親は父親である以前に師匠でもあるわけですから、思春期の子どもが持つ通り一遍の悩みなんかはどちらかっていうと内弟子さんや母にうち明けることが多かったですね。
−−小米朝さんは、家ではどんなお父さんなんでしょうか?
現在は小学校3年の息子と小学校1年の娘がおり、子どもに接する時間があるときには努めて一緒にいるようにしています。最近の子どもは小さいときからテレビゲームなんかをしますよね。まあ、まったくゲームをさせない、テレビを見せないというのは無理ですから、我が家ではゲームは1日1時間と決めていたんですよ。でも1時間って結構長いんですよ。これはちょっとあかんなあと思い、クリスマスの日に「ゲームは40分までにしたまえ・サンタより」というカードを書きました。子どもはこれを見てビックリしてましてね。尊敬するサンタさんのいうことなら40分にするって自分で決めたんです。まあ、これまではそんな話が通じたんですけど、これからはねえ…。
−−最近は親が子どもに対して将来への道を作ることが多いと思うんですが…。
これに対しては反対意見もあると思いますが、親のエゴは名前を付けるところまでやなあと思います。それ以降はあまり子どもに押しつけると反発をくらうし、親には分からない素養があって、思いもしなかった道にいくかもしれませんからね。
ただ、「三つ子の魂百まで」ということわざがありますが、これは言い得て妙だなと思います。3歳までに将来に影響する何かが備わってしまうような気がしますね。テレビゲームで育った世代が親になり、その子どもは、生まれてからファストフード・テレビ・核家族で、移動は車…ということになるとちょっと怖いですね。まずは3歳までにしっかり育ててあげなさいと僕は言いたいですね。以降は子どもの独創性に任せましょうということです。
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