−日本に来て苦労したことは?
15年前当時の私のイメージでは 「日本はビジネス・経済発展国」 と聞かされ来日したのですが、まず、病院や市役所でも、英語が通じないことに驚きました。妊娠8カ月目で、病院を探すのに、街の標識も読めない、言葉が通じない、困ったときに、どこに相談に行けばいいか、誰に電話すればいいか全くわからず、出産後も 「言葉の壁」 のストレスでいっぱいでした。やがてフィリピン人と出会い、日本での生活のアイデアを教えてもらったり、住まい近くの識字学級で日本語を教えてもらったりで、徐々に自分を受け入れてくれる場所や人がみつかりました。そうするとどんどんつながりも広がりました。
−子育てを通じて感じることは?
日本は 「きまりやルール」 が多すぎるし、本当の気持ちをなかなか出してくれない気もします。決まりに縛られないで自由になると、のびのびして心が開かれ理解しあえることがもっとふえると思います。働きながらの子育ては、からだがしんどいけれども、「心が自由」 である方がずっとよい!「なにが好き・なにがしたい・なにができる」。自分のできることを、探して見つけて、まっすぐ歩きたいですね。