子育てQ&A


自分でやりたい!いっぱい、遊びたい!

Q.1 生まれたばかりの赤ちゃんにも話しかけることが大切だって聞くのですが、どうしてですか。
A.1
 おとなと同じような言葉でしゃべりはしませんが、赤ちゃんは目や顔の表情、泣くことでしゃべっているのです。子どもの目や表情、泣くことなどの発信を受け止め、おとながしゃべりかけることで、さらに子どもはいろいろな事を発信していきます。
 目覚めたら、“おはよう”と声をかける。泣き声を受け止め、“どうしたのおなかがすいたの?”“おむつがぬれていたのね”などことばをかけ、ミルクを与えたり、おむつを交換したりする。なんとなく不快で泣いていたのが、ミルクをもらい心地よくなった、あるいはおむつを替えてもらい気持ちよくなった、など不快を解消してくれる行動とかかわってくれる人の顔や声が結び付き、信頼関係が結ばれていくのです。


Q.2 生まれたばかりの赤ちゃんにも遊びってあるのですか。
A.2
 生まれたばかりの赤ちゃんも、もうりっぱな人間です。いっぱい話かけ、笑いかけましょう。
 生後すぐから、音が聞こえますし、目もうっすら見えています。音の出るおもちゃや、赤、青、黄色などはっきりした色のおもちゃを用意しましょう。また、赤ちゃんは、口でふれて感触を確かめたりします。口に入れていいおもちゃを周囲においたりしたらいいですね。
 子どもが目を覚ましているときに、身近なおとなが、子どもの目を見ながらおもちゃで一緒に遊んだりしてあげてください。


Q.3 すぐ、手を口の中にもっていくのですが、赤ちゃんは何をしているのですか。
A.3
 最初の子どものおもちゃが自分の手なんですよ。手をなめて舌・口で感触を味わっているのです。目、耳と同様に口や舌でものを確かめているのです。周囲に口にもっていっても安全なおもちゃをおいておくと、それを握ってまた口、舌で確かめる遊びをします。汚いから、爪で引っ掻くからと手袋を赤ちゃんにしていることがありますが、危なくないようにしてなんでも触らせることが大切です。


Q.4 赤ちゃんには、どんなおもちゃが必要ですか。
A.4
 特に買わなければならないおもちゃってないですよ。生活用品がすてきなおもちゃになります。シャモジやなべ、スプーンなどの台所用品。乳酸飲料の容器をきれいに洗って、中にボタンや小石を入れるとマラカスになったり。次々買い与えなければと思わず、生活用品で工夫したらいいですよ。


Q.5 ティッシュ箱からティッシュを引き出してばかりするのです。どうしたらいいですか。
A.5
 箱から、紙をつまんで引っ張るとおおきなティッシュが出てくる、それが楽しいんですよね。それだけでなく、引き出しを引っ張り出したり、ひっくりかえしたり、いろんな事に興味を示して、いっぱい“いたずら”をしてくれます。一つ一つが物珍しく、興味いっぱいで探索している姿です。その行動に一喜一憂するおとなの姿も子どもにとっては興味津々なんでしょうね。
 ティッシュ箱の中に布切れを入れておいたり、引き出してもいいような子ども用の引き出しをつくったりするのも一つの工夫です。がしかし、おとなが使っているものに興味があるのですから、興味いっぱいの時は、危ないものは子どもの行動範囲には置かないようにして、探索を十分させることも大切ですよ。


Q.6 見るものすべてといったらいいほど、指さしするのです。そのつど“それは○○”と答えているのですが、それでいいのですよね。
A.6
 指さしするのは、指示語といってとっても大事な姿です。「あれは、○○です」という言葉を凝縮して指で示しているのです。現在しておられるように「そうやね、あれは○○やね」と一つ一つ答えてあげることが大切なかかわりです。そのかかわりをしていくことで、ものと言葉が結び付き、ことばを獲得していくのです。


Q.7 赤ちゃんことばというのか、「わんわん」「にゃんにゃん」「おみじゅ」などの子どものことばに対して、いつまでも同じようにしゃべっていていいのですか。
A.7
 1歳半ころから、いろいろなことばを子どもはしゃべり始めます。子どものしゃべったことばを受け止めながら、正しいことばも知らせていきましょう。
 こどもー「わんわん、いった」
 おとなー「そうやね、いぬさん行ったね」
 こどもー「おみじゅ」
 おとなー「お水ちょうだい」「はいどうぞ」


Q.8 絵本は、いつごろから与えればいいですか。
A.8
 何歳から、何ヵ月からという事は決まっていません。しかし、おとなのことばを理解し始めるころ、簡単な動物絵本や「いないないばー」や身近な食べ物の絵本を楽しむことができますよ。ひざに抱っこしてあげて、「にゃんにゃん」「まんま、どうぞ」と一緒に楽しんであげてください。


Q.9 テレビをつけているとじーっと見つめていて静かなので、ついそうしてしまうのですが。テレビはやっぱりよくないのでしょうか。
A.9
 じっーとテレビを見ているから、集中力があると思ってしまったお母さんがいましたが、とんでもありません。テレビは一方的映像を送り、画面が動くので子どもはじっと見つめますが、子どもが「あーあー」など声を出して発信を送っても、テレビは応えてはくれません。
 テレビにお守りをさせるのは、百害あって一理なしのよい見本といえるでしょう。といってこれだけテレビが普及した時代にテレビを禁止した生活はなかなか作ることはできません。テレビの上映内容を選択したり、生活の中でつけたり、消したりしてうまく活用することが大事です。
 1〜2歳ころは、歌やまねっこ遊びが大好きだから、そのような番組を選んだり、動物の生態などの番組などを選択したらいいでしょう。また食事時には消して、家族が会話しながら食べるようにしたり、眠るときには、家族みんながテレビを消すとか工夫して使うことが大事で、一日中テレビがつけっ放しという生活は、絶対やめましょう。
 4〜5歳ころから、テレビを見る時間を子どもと決めて、見せるようにしましょう。


Q.10 着替えなんですが、子どもがすると時間かかるのに、自分でするって言い張るんです。
A.10
 寒い冬など、子どもに任せるととっても時間がかかり、風邪を引くのではと心配になってしまいますね。また、時間がかかっていることにイライラしてしまうことも多いと思います。でも自分でしようとしているのは、子ども自身が考える機会ですし、また、“自分でもできる”という自立の喜びを感じる時なのです。時期や場所にもよりますが、子どもの考える機会、自立の芽を育む機会を大切にしてあげましょう。
 1歳ころから、それまでおとながしていたかかわりを自分でしたいという欲求が生まれます。パンツをおろしたり、あげようとしたり、靴下を脱いだり、はこうとしたり、子どもが自分でしようとすることは大いに認め、時間はかかりますがどしどしさせてあげましょう。そして子どもがしたことをほめたあと、補ってあげましょう
 2歳ころになるとより一層「自分で!」を主張しだします。ちょっと手をかしながら、自分でできる快さを子どもに感じさせるようなかかわりをしていきましょう。ボタンにも興味をもって、自分でしようとします。自分の服のボタンより、人のボタンの方がやりやすいですから、人形やお母さんのボタンをはめたり外したりも経験させてあげましょう。


Q.11 はくパンツや靴を自分で決めるのですよ。かわいい服を着せたいのに!
A.11
 1歳ころになると、自分の好きなパンツ、服、靴ができて、選んで着る、はく姿がでてきますよね。それは、パンツ、服、靴というものと用途を理解し、そのうえに、その中から好きなものを選ぶという大きな力を身につけている姿なんです。
 子どもは、おとなの着せ替え人形ではなくて、一人の人格をもった人間なんだということをおとなが理解し、子どもの選択する力を大いに認めてあげることが大切です。
 子どもが自分で考える機会を提供するために、子どものパンツや服などをコーナーを決め、整理してあげると、汚れたりして着替えるとき、自分でそこから出して、自分で着替えることにつながります。自分ですることは、子どもがそのつど考えている事です。おとなが何もかもしてしまうのは、子どもの考える機会を奪っていることなのですよ。


Q.12 忙しいときに限って、「絵本を読んで」などかかわりを求めてくるですが、どうすればいいですか。
A.12
 おとなが自分をかまってくれないことが不安になって、かまってほしいという要求を出すんですよね。でも家事の最中など忙しいときは、今は用事をしているから無理であることを伝え、用事が済んだら、絵本を読むことを約束すればいいのです。用事が済んで約束どおり絵本を読むなど子どもの要求に応える事を積み上げると、3歳ころになると約束を理解するようにもなってきます。
 しかし、親の都合で「だめ」と子どもの要求を聞き入れなかったり、約束を守らなければ、子どももおとなのいうことを聞き入れようとしなかったり、わがままを通そうとすることにもつながります。
 子どもの姿は、おとなの子どもへのかかわりの鏡ですから、子どもの要求に対しては、きっちりとその場の状況を判断して対応し、約束したことは守ることが大切です。


Q.13 泣いておもちゃを欲しがるので、つい買ってしまうのですが、すぐほったらかし。家の中はおもちゃだらけになっています。おもちゃをほしがったときどうしたらいいでしょう。
A.13
 泣いたら買ってくれることを子どもは今までの経験で分かっているのでしょうね。泣いてもだだをこねても、不必要なおもちゃは買わないことです。でも今までの経験で身につけた“泣いたら買ってくれる”という思いがありますから、相当泣いて要求すると思いますけれど、そこは頑張って買わないことです。
 そして、誕生日などに好きなおもちゃをプレゼントするというように約束してはいかがでしょうか。なかなか買ってもらえないものとなると今あるものも大切にすることになると思いますよ。


Q.14 すぐ出して散らかすから、おもちゃや絵本は子どもの手の届かない所においています。
A.14
 子どもの手の届く所に置いて、好きなおもちゃを出して遊ぶ、絵本を選択して見る、これが大事です。そして出したおもちゃや絵本は、子ども自身に片付けさせることが大切です。きれいに片付けられないかも知れませんが、子どもが自分のものを自分で片付けようとした事を認め、評価してあげることです。


Q.15 いろんなことに「なんで?」と聞いてきます。いそがしいときなどうるさいって言ってしまったりもします。どう答えたらいいか分からないときもあるのです。どのように対応すればいいですか。
A.15
 3歳ころになると「なんで?」をよくいいます。おとなもそう聞かれると分からないことがいっぱいあって、分からないから「うるさい」と言ってしまったり、忙しいときに聞かれるとイライラして答えなかったりしてしまいがちです。
 子どもがいろいろなことに疑問をもち、問いかけることはとても大切な姿です。できるだけ答えるようにしましょう。そして分からないとき、はぐらしたり、怒るのでなく「お母さんもわからない」と答えればいいのです。その後一緒に調べたりするのもいいですよね。


Q.16 クレパスなど描くものは困るので、絶対出さないようにしています。
A.16
 確かに家の中のいろいろな所に落書きされると困りますよね。でも「だめ」と禁止してしまうのは、子どもの意欲を損なうことになってしまいます。壁に大きな紙を張って、落書きコーナーをつくったり、広告の裏に描くように促したり、描く場所を約束して、「描きたい」意欲を認めるかかわりが大切ですよ。


Q.17 公園で遊んでいても、すぐ友達とケンカをしてしまうんです。どうしたらいいでしょう。
A.17
 2〜3歳ころまでは、「自分でする!」「○○ちゃんの」と自己主張がとても強くなります。これは、我がままではなく、とても大切なことです。そのような年ごろの子どもたちが集まると、自己主張がぶつかりあって取り合いしたり、けんかになってしまうのです。
 自己主張がぶつかることも大切で、ぶつかることで、自分ではない相手の気持ちが分かるようになってくるのです。けがにつながる場合は、止める必要がありますが、それ以外は、気持ちのぶつけ合いを見守ることが大切です。
 言葉で伝えられない気持ちを、回りのおとなが伝えてあげるなどの補助的なかかわりもしてあげましょう。



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