作者 | 文/内田麟太郎 絵/西村繁男 |
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出版 | 童心社 |
価格 | 1,365円(税込) |
とある都会の駅風景。―おきゃくがのります ぞろぞろ ぞろぞろ― 大きな荷物を持ったおじいさん。結婚式帰りの夫婦。やんちゃな子どもを連れたお母さん。いろんな人がこの電車に乗って、さて、どこへ行くのやら。町を離れて電車は ―がたごと がたごと― がたごとがたごとを繰り返しながら、子どもたちと一緒に田舎町や山の様子をながめます。あれっ、ちいさな雲がついてきてる。さて、電車が到着したのは、おくやま駅。 ―おきゃくがおります ぞろぞろ ぞろぞろ― あれっ、さっき乗ったのは人間だったのに、降りてきたのは動物たち!? でも、よく絵を読むと、着ている服や荷物が一緒。ということは・・・このおばさんは豚で、このおじさんはやぎ。おみやげを選んでいたおじさんは、狸だったんだ。小学生たちは同じ絵本を2冊並べて、ビフォーアフターを楽しんでいます。(いろいろvol.48号に掲載)