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乳幼児編 気持ちよくおしっこ・うんこ

Q1.
今日で3日間うんちが出ていません。大丈夫ですか。(2ヵ月)

生後まもなくは便をためることができず、一日少しずつの量で回数も多かったことと思いますが、日が経過するうちに表情や泣き方などいろいろな事で、変化が見られるようになってきます。ミルクの飲み具合は変わりありませんか?体重の増え方・機嫌や排尿回数に変化がなければ、肛門近くまで便がたまって便意をもよおすまでに、日数が必要な赤ちゃんもいるので、腹部を「の」の字を描くように、手のひらでやさしくマッサージしながら1日から2日、自力排便を待って様子を見てもいいでしょう。それでも出ないときは「綿棒浣腸」を試してみましょう。
~綿棒浣腸の方法は~
自力排便を助けるということで、普通の綿棒をベビーオイルまたはオリーブ油に浸し、肛門に回しながらゆっくり背中の方向へ向けて2cmほど入れ、数回出し入れして軽く刺激してみてください。
綿棒の先に黄色い色が付けば、もうそこまで出る準備ができていると思っていいでしょう。
長引くときは主治医に相談しましょう。

Q2.
半年前からトイレットトレーニングを開始しています。来春幼稚園に入園の予定ですが、オムツがまだ取れません。(2歳9ヵ月)

幼稚園入園のために親があせると、子どもは敏感になって、かえってうまくいかないことが多いようです。子どもが嫌がったり、お母さんもイライラして腹が立ったりするのであれば、一旦中止してもよいでしょう。
幼児期は身体の機能がまだまだ未熟です。失敗しても叱らないで、尿意を伝えてきたら大いにほめて喜んであげましょう。そうすることで自分に自信がつき、身体の成長も伴い、少しずつうまくいくことの方が多くなってきます。
入園に間に合わなくてもその子に合わせて園のほうで対応してくれるでしょう。あせらず、叱らず、ほめながら、トレーニングを進めていってください。

Q3.
昼間の排泄は自立していますが、おねしょが多く、心配です。(5歳)

おねしょは、個人差が大きく、小学校の高学年までしていた例もよくあります。
5歳でおねしょをしていても心配はいりません。夜眠っているときに起こしたりせず、おもらししても叱ったりしないでくださいね。
寝る前にたくさん水分を摂っているようなら、寝る前の水分を少なくしたり、寝る前にはトイレに行くように促して様子をみてください。
個人差はありますが、おねしょは自然になくなっていきます。あせらず叱らず、見守りましょう。

Q4.
おしっこもうんちも教えてくれるのですが、うんちの時はオムツに履き替えて、その中にしかしてくれません。トイレでできるようになってほしいのですが。(3歳)

オムツの中にするのが当たり前だったことから、パンツになりトイレでするという変化に抵抗を感じる子どもは多いようですね。だから強く言ったり叱ったり「がんばれ、がんばれ」ばかりだと、返って緊張してしまい、出るものも出なくなります。ウンチを出すときは気張ることもありますが、出る瞬間に全身の力を緩めないとウンチは出ません。
関わり方としては、まずオムツのままでいいので、便器に座るよう促し、その状態から始めてみてください。また「ウンチするのが怖いよ」や、「うまくできるか自信がないよ」という気持ちをしっかり受け止め、「大丈夫だよ」と気長に見守ることが「トイレでのウンチ」につながっていくと思います。あせらず、ゆったりした気分で付き合っていきましょう。

Q5.
便の色がいつもと違う。4~5日前から下痢で通院、薬を飲んで少しずつ快方には向かっているので、離乳食と、初めて人参ジュースを飲ませたのですがそれが原因でしょうか(9ヵ月)

離乳食を始めた頃や体調の変化などで、便の硬さや色などが変わることがあり、驚かれたり心配されるお母さんも多いですね。おっしゃるとおり、この場合も初めての人参ジュースでいつもよりウンチの色が濃くなったのかもしれません。
下痢症状も良くなり、熱もなく機嫌や食欲等、特に変わった状態がなければ、様子をみていいでしょう。離乳食も無理をせず、消化の良いものを与えながら、お腹の状態を少しずつ元に戻してあげましょう。
ご心配の時には、オムツごと便を持ってかかりつけ医に受診しましょう。
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