飲む・食べるの大好き

●質問1
 ミルクをあまり飲まないのですが・・・。○

●答1
 機嫌はどうですか、体重の増えはどうでしょうか。
何カ月で何ccというのは、あくまで目安です。
飲んだ量だけでなく、機嫌よく過ごしているか、体重の増えはどうかを
見てください。機嫌が良くて、一定時間過ごせて、体重が増えていれば
大丈夫ですよ。赤ちゃんの食欲には波があり、個人差も大きいのですよ。○

●質問2
 決まった時間にミルクを飲ませないといけないのですか。○

●答2
 生まれてすぐは、まだ胃が小さくて、一回に飲む量が少しですから
間隔も短いです。3カ月、4カ月と大きくなるにつれ、
一回に飲める量が多くなって、ミルクとミルクの間隔も長くなるのです。
生まれてからの子どもの成長に合わせてミルクの一回の量、
間隔も定めているのです。しかしこれも目安ですから、
子どもがミルクを欲しがっていても、決まった時間でないからと与えない、
とかたく考えることはないですよ。間隔をあけてミルクを飲ませる大切さは、
空腹感を感じてミルクを飲み、満腹感を感じる、
この空腹感・満腹感を子どもが感じることなのです。○

●質問3
 抱っこして飲ませることって大事なのですか。○

●答3
 からだという機械にミルクを補給しているだけではないですよ。
なんとなく不快で泣いていたとき、自分を見つめ、優しく接してくれる人と、
含ませてくれるもので、気持ちが良くなった。
そのような感覚の積み上げが、空腹を感覚として覚え、
訴えることや満腹感・こころ良さと一緒に身近に接してくれる人が
大好きになり、信頼関係が作られていくのです。仕事や家事で忙しく、
毎回、抱いて飲ませることの難しさを感じておられるかも知れません。が、
抱っこして飲ませることは、
子どもとの関係を作る土台だということを知っていただいて、
できるだけ抱っこして飲ませる努力をしましょう。○

●質問4
 ミルクを噴水状に吐いてしまったんです。○

●答4
 体重が増えていれば、必要な栄養が取れている証拠なので、
まず心配ないです。普通は大きくなるにしたがって、
吐かなくなるのですが、吐きやすいタイプの子どもだと、
寝返りやずり這いなどを始める5〜7カ月ころ、
かえって吐く回数が増えることもあります。○

●質問5
 ミルクの後、ゲップが出ない時は、どうすればいいのですか。○

●答5
 バスタオルなどをまるめて背中にあてて、からだを横向きにして
寝かせましょう。大人の腕を子どものおなかぐらいに当てながら
立て抱きにして、背中をトントンとたたいてあげるのもいいですよ。○

●質問6
 授乳中に、タバコを吸ってもいいですか。○

●答6
 赤ちゃんにとって、タバコは百害あって一利なしです。
タバコの中のニコチンが、血管を収縮させ母乳の出を抑えてしまい、
無論、母乳を介して赤ちゃんのからだに入りますから、
赤ちゃんは間接喫煙させられていることになります。○

●質問7
 授乳中、アルコール飲料を飲んでもいいですか。○

●答7
 アルコールだけは胃から吸収され、飲めば飲むほど血中の
アルコール濃度が上がって、そのまま母乳に出てしまいますので、
よくありません。ただし、一日にコップ1杯位のビールであれば、
1時間位で血中のアルコール濃度も下がりますから、
次の授乳まで2〜3時間あければ母乳に出ることはありません。○

●質問8
 授乳中、風邪薬を飲んでもいいですか。○

●答8
 市販の風邪薬などを4〜5日飲む程度なら
赤ちゃんに悪影響を及ぼす心配はまずないと言われています。
医者にかかって薬の服用を求められた場合、授乳中であることを
必ず伝えること。一般的にはホルモン剤、抗ガン剤、精神科の薬などを
長期間飲む場合は、赤ちゃんへの影響が心配になりますので
断乳の指示が出る場合があります。○

●質問9
 母乳をやめる時期(卒乳)は、何カ月ごろですか。○

●答9
 母乳をやめる時期は、離乳食がだいたい完了する1歳ころが適当でしょう。
母親の決心次第です。断乳を決心したら3日間泣かれても与えないこと。
スキンシップは十分にとってね。○

●質問10
 離乳食はいつごろから、どのように始めるのですか。○

●答10
 母乳やミルクだけでは、大きくなっていくからだへの栄養が
足りなくなってきます。いろいろな食品に慣れさせ、
噛むことを覚える離乳食が必要です。
3カ月ころから
果汁、野菜スープを薄め、機嫌のよい時をみはからって、
1日1回1さじからのませはじめましょう。
 果汁  リンゴ
 おもゆ→かゆ
 野菜スープ→野菜のすりつぶし
6カ月ころ
 1日2回、お乳(ミルク)の前に食べさせて、後をお乳(ミルク)で補います。
 かゆの水を徐々に少なくしていきます。
 ミルクにパンを浸し煮込んでパンかゆもいいですよ。
 トマトなど生野菜のみじん切りもいいですよ
9カ月ころ
 動物性タンパク(白身魚、卵)も加えていきましょう。
1歳ころ
 大人と同じ食品を、細かくして食べられるようになればいいですよ。
離乳食を食べはじめると、最初は便のなかに食物がそのまま出てきますが、
驚かないで! 食欲もあって機嫌もよければ、次に進めていきましょう。○

●質問11
 他の家族とは別に離乳食を食べさせるようにしているのですが、
それでいいですよね。○

●答11
 他の家族と一緒に離乳食を食べさせる大変さはよくわかります。
しかし、食事は、大切な家族の交流の場です。
親やきょうだいと一緒に食べることで、家族のつながりが深まってきますし、
「食べたい」「スプーンを使いたい」という意欲も生まれてくるんですよ。
後片付けしやすいように、足もとにビニールを敷くなど工夫をして、
一緒に食べるようにしてはいかがでしょう。○

●質問12
 おとなと同じようなものを食べられるのは、いつごろですか。○

●答12
 1歳を目安と考えられたらいいと思います。
しかしあくまで目安ですから、いつごろから離乳食を始めたのか、
堅さはどれくらいのもの、そして食べ物の種類はどれくらいなど、
今、子どもさんが食べている内容と体重の伸びなどを考えて、
おとなと同じようなものに移行されればいいと思います。○

●質問13
 育児書に書いてある量を目安に食事を提供しているのですが、
なかなか食べてくれないのですよ。○

●答13
 育児書はあくまで目安です。食べる量・食べるスピードは、
一人ひとり違います。育児書を目安にすることもひとつの方法ですが、
子どもさんがいつも食べる分量より少し少なめにして、残さず食べられるよう、
またおかわりをするようにすることが大切です。
「また残した」という親の思いや言葉は、子どもの食への意欲を
阻むことになってしまいます。食べ終わったことを大人が認めることで
「満足感」を感じ、次の意欲にもつながりますよ。○

●質問14
 おやつは、年齢にあわせて時間や量が決まっているのですか。○

●答14
 生まれてから3カ月、4カ月と成長するにつれて、
胃も大きくなり、ミルクの量も飲む間隔も長くなってきます。
6カ月ごろから昼食・夕食時に離乳食を提供し、
後をミルクで補うようにして徐々におとなと同じような時間の食事へと移行します。
食事と食事の間のミルクも、おやつを提供して、後をミルクで補い、
1歳をめどにミルクを断っていくのです。1歳ごろになると、
はいはいから立って歩くようになり活動量もぐんと多くなり、
ミルクだけでは活動量に対応できる栄養が足りなくなるのです。
おとなと同様のものを食べるようになりますが、1回で食べる量は
まだまだ少ないですから、朝・昼・晩の食事と午前と午後の間食が必要です。
3歳から4歳になると午前の間食はなくなり、午後の間食だけになってきます。
無論これも、朝起きた時間や夕食の時間の兼ね合いもあり、
それぞれのおうちの生活リズムで多少異なります。
おやつの量は、一人ひとりの子どもの食事の量によって異なりますが、
食事の量の半分ぐらいで十分と思います。果物やケーキ、
おいも類などをなるべく提供し、干菓子類は少なくした方がいいでしょう。○

●質問15
 食事の時、すごく長い時間をかけて食べるのですが、
食べ終わるまで時間をかけた方がいいのか、
ある程度時間を切ってたべさせた方がいいのか、どうなのでしょう。○

●答15
 食べる量やスピードは、個人差の大きいものです。
よく遊び、よく眠って、機嫌がいい状態で、30〜40分ぐらいでしょうか。
日によって食欲のある時もない時もあります。
無理強いしないで切り上げた方がいいですよ。
子どもが食べる量より少なく盛ってあげ、おかわりをするようにしたり、
またご飯やおかずを大きめのお皿に盛って、子どもが自分で
皿にとって食べたりなど、食事の工夫もしてあげてください。○

●質問16
 朝食をあまり食べないのですが、朝食って大事ですか。○

●答16
 朝食はとても大事な活動源です。
眠っている間に使われたエネルギーを補給し、次の活動源を生み出す朝食です。
忙しい朝ですが、簡単に作れる朝食を工夫してみましょう。
起きてすぐ朝食では、おとなだって食べられませんよ。
起きてから少し時間をあけて、朝食を食べるよう促してあげてください。○

●質問17
 簡単に作れる朝食を教えてください。○

●答17
 ☆フレンチトースト・生野菜・牛乳
  @牛乳に砂糖と生卵を入れ、かきまぜます。
  (牛乳1本にたまご1個半、砂糖は好みで入れます)。
  A@にパンを浸します。
  Bフライパンやホットプレートで焼いてできあがり。
 ☆ホットドッグ・牛乳
  @キャベツ、にんじん、ウインナーをきざみ、いためます。
  Aケチャップなど、子どもの好みで味付けします。
  Bパンにたてに切り目を入れ、具を入れてできあがり。
 ☆ごはん、目玉やき、野菜スープ
  @冷蔵庫にある野菜(白菜、じゃがいも、にんじん、かぼちゃ、キャベツなど)
  2〜3種類をいため、そこに、コンソメスープ(固形)を入れ、
  水を加え煮込みます。
  Aフライパンで目玉焼きをつくります。○

●質問18
 インスタント食品は、なぜよくないのですか。○

●答18
 インスタント食品というのは、湯で温めるだけのカレーや、
湯を入れてできるラーメン、焼きそば、そして電子レンジでできる
ピラフや焼きそば、冷凍食品などで、ますます増えてきています。
確かに便利ですが、一般的に味付けが濃く、食品添加物がたくさん入っていて、
からだに良いとはいえません。また、畑やたんぼで育てられた
食事の材料を購入してきて、洗い、調理して食する。
それは、人間が生きるための大切な営みであり、子どもたちに伝える
必要のある生活の中の労働です。また、家族で一緒に食事を作って
食べる機会は、家族関係を作るうえでもとても大切です。○

●質問19
 かむことが大事と言われますが、なぜですか。○

●答19
 最近やわらかいものしか食べない子どもや青年層が増えてきています。
堅いものを噛むことは、歯茎や歯を発達させ、あごを強くします。
またよく噛むことで、唾液をだし、消化を進め、脳の働きも活発にするのです。
噛まないからと柔らかいものを与えるのでなく、
噛むことが必要な食材も大いに食卓に出すよう心掛けましょう。○

●質問20
 薄味の味付けが大事と言われますが、なぜですか。○

●答20
 スナック菓子やインスタント食品が増え、濃い味付けの中で
内臓を患っている子どもたちが多くなっています。
塩分の多さは、内臓に負担をかけるので、なるべく薄味にして、
食の材料そのものの味を損なわない味付けに工夫しましょう。○

●質問21
 「自分で…」と手づかみで食べようとするのですが・・・。○

●答21
 スプーンやお箸を使って食べることも大切な事ですが、
それよりも大切なのは、自分から食べようとする意欲です。
「自分で…」と意欲的に食べようとしているのに、手づかみだからと注意したり、
あるいはスプーンを使用することを促すことは、子どもの意欲を
阻むことになってしまいます。手づかみでモリモリ食べながら、
食べ方も上手になってくるのです。家族一緒に食べることで
スプーンやフォーク、箸に興味をもち、使いたがって困るようになりますよ。○

●子育ていろいろセンターでは、子育てに関するさまざまな悩みについて、みなさんと一緒に考えていきたいとおもいます。ぜひ、ご相談ください。相談員一同、お待ちいたしております。○


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